まず候補に上がるのが、オフィスチェアの定番「アーロンチェア(Cサイズ)」。勉強や筆記作業、ノートパソコンを使う時などの前傾姿勢に適したオフィスチェアで、Cサイズは180cm以上の身長に対応した大きい人向けのモデルです。

アーロンチェア
アーロンチェア

 しかし、アーロンチェアを含むメッシュ素材のオフィスチェアには、身長が高い人にとって欠点があります。それは、「背もたれの硬いフレームが肩や肩甲骨に当たって痛いこと」。メッシュチェアの構造上、背もたれのメッシュを支える為には、どうしてもイスの縁にフレームが必要なのですが、人によっては、そのフレームが体に突き刺さります。

 特に、リクライニングを深く倒して、背もたれに体預けるような後傾姿勢向きの「バロン」や「コンテッサ」は、フレームの当たりが気になります。また、「エルゴヒューマン」は、背もたれが分割していて、フレームが体に当たる部分が多いので、さらに注意が必要です。

エルゴヒューマンPRO
エルゴヒューマンPRO

 背中やお尻の蒸れや包容感を求めていて、「どうしてもメッシュチェアが欲しい!」という場合には、「大型のヘッドレスト付きオフィスチェア」を検討してみてください。ヘッドレストに頭が乗ることで、少し肩が浮き、フレームが当たらなくなることがあります。ただし、身長が高い人にとっては、そのヘッドレストをベストポジションに調整できないことも多いです。

バロン コンテッサ
バロン コンテッサ

 メッシュチェア以外で選ぶなら、「スピーナチェア(エラストマー)」がオススメです。メッシュのような包容感はありませんが、しっかりと腰を支えてくれるので腰痛に効果的で、ミゾのある背もたれは、通気性も良く、蒸れにくいです。また、日本メーカーのオフィスチェアですので、日本人にフィットしやすいつくりになっていますし、調整できる座面の高さ(最低44cm/170cm~)、ヘッドレストを含めた全長(138.6cm)が他のオフィスチェアよりも高いことからも、身長が高い人に適しています。

スピーナチェア
スピーナチェア
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