オフィスチェアのアームレスト

 休憩するときにあると便利なだけでしょ?

 私もアームレストを取り付けるまではそう思ってました。ところが、日中のほとんどをパソコンの前で過ごす私にとって、今ではもう欠かせない存在です。たまにアームレストの付いていないオフィスチェアに座ると、腕をどこに置けばいいのか…と戸惑い、どうも落ち着きません。

 たしかに、休憩するときにアームレストがあると、腕のリラックス効果は非常に高いです。しかし、それだけでなく、ふとディスプレイを見て考え事をしているとき、資料を見ているとき、自然と片肘をアームレストの上に置くようになってました。その姿勢が凄く楽なんです。

 また、アームレストは「マウス症候群(マウス腱鞘炎)」対策としても、効果を発揮すると言われています。マウス症候群とは、マウスを動かすような同じ動作を繰り返し行うことや、不自然な姿勢で手首を動かすことで、一部の筋肉に大きな負荷が掛かり、腕付近の神経・血管を圧伏し、肩こりや肘の痛み、手首の痛みなどの症状を引きこす病気です。そうならない為には、手首や腕に掛かる負担を減らすことが大事で、その役割を担うアームレストを取り付けることで、症状を軽減できる可能性があります。

 逆にアームレストのデメリットは、座る姿勢に制限が掛かること。座面にあぐらをかいたり、立て膝をついて座るといった無理な姿勢は、アームレストの支柱が邪魔になります。あとは、頻繁に席を立つような仕事に就いている場合は、立ち上がる際にアームレストが邪魔に感じる人もいるかもしれません。

キーボード収納タイプのデスクには可動式アームレストが必須

 ちなみに、アームレストには、高さを調整できる「可動式」と、高さを調整できない「固定式」がありますが、絶対に「可動式」を選んで下さい。もし、高さが合わなければ、邪魔になるだけです。特に↑の写真のようなキーボード収納タイプのデスクを使っている方は、普通のデスクよりキーボードの位置が低いので、固定式のアームレストでは、まず高さが合いません。

スポンサードリンク