子供用のオフィスチェアなら、勉強や筆記作業に最適な前傾姿勢が取りやすい「前傾チルト機能」が搭載されたオフィスチェアがオススメです。定番は「アーロンチェア」。

アーロンチェア(ハーマンミラー)
アーロンチェア

 ただし、アーロンチェアの適合体型は、メーカー公表値によると、最も小さいサイズ(Aサイズ)で「身長147cm・体重41kg ~」となっています。そして、調整可能な座面の最も低い高さは「40cm」です。

 オフィスチェア選びで注意したいのは「調整できる座面の高さ」。座面が高く、床に足が着かない状態で着座してしまうと、本来、足で分散するはずの体の負担が腰や太ももに集中してしまい、腰痛や足のむくみの原因となってしまいます。もちろん、イスの高さだけではなく、机の高さも重要です。

 体型に合う座面・机の高さの目安は↓で計算できます。

 あなたの身長に最適なオフィスチェアの高さを判定

 実際、これを元に計算してみると、アーロンチェアの座面高40cmに適正な身長の目安は「約154cm~」と、適合身長147cmよりも大きな値になります。これは、アーロンチェアが海外メーカーの製品の為、胴長短足の日本人ではなく、外国人体型向けとなっていることが原因です。ですから、中学生・高校生の身長154cm以上のお子さんならアーロンチェアでも良いですが、小学生や小柄なお子さんには大きすぎる場合があります。

 「それじゃあ、うちの子にはアーロンチェアは大きすぎる!」という方にオススメなのは、アーロンチェアと同じように前傾姿勢が取りやすい前傾チルト機能も搭載されていて、座面も38cm(146cm~)まで下げられる「ミラチェア」。アーロンチェアよりもコストダウンされており、値段も安いです。

ミラチェア

 他には、座面が38cm・前傾チルト有りの「ジオフレックス330」。ただし、現在は生産中止品となっており、オークションなどの中古市場でしか流通していません。「ジロフレックス434」は、前傾チルト機能は搭載されていませんが、「座面が38cm」まで下げられます。ただし、こちらも生産中止品で、まだ流通はしていますが、ショップの在庫が無り次第、新品では購入できなくなりますので、できるだけ早めの購入を。

ジロフレックス33 ジロフレックス434

 「キャストチェア」も座面が38cmまで下げられ、別売オプションの「フットレスト」を取り付けることで、さらに身長の低いお子さんにも対応できます。

キャストチェア(ウチダ) キャストチェア用フットレスト(ウチダ)

 また、オフィスチェアの多くは、肩こりになりにくいよう背もたれの形状等に特徴がありますが、まだ体の小さいお子さんの場合、それが逆にフィットせず座りにくい場合もありますので、背もたれの低いローバックorミドルバック、シンプルな形状のオフィスチェアがオススメです。

 肩こりに悩まされている場合は、可動式アームレスト(肘置き)が搭載されたオフィスチェアを選びましょう。腕の重みをアームレストが負担してくれるので、肩にかかる負担が分散され、肩こりに効果的です。高さが調整できないアームレストは、使い勝手が悪く、飾りにしかならないので注意が必要です。

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